地域戦略(アニュアルレポート2007より)(アニュアルレポート2007より)

CROメッセージ

常務執行役員 CRO 西澤 正俊

『INNOVATION 2007』で掲げた中長期の成長戦略を「地域」の観点から推進するのが、チーフ・リージョナル・オフィサー(CRO)としての私の役割です。

各営業グループの個別戦略と、各国・地域の成長性、さらには200以上のグローバルな拠点ネットワークの情報発信を掛け合わせ、地域ごとの異なる市場特性や有望な事業領域、パートナーの存在を踏まえ、全社としての地域戦略を立案し、これに沿って具体的な施策を実行しています。

『INNOVATION 2007』のステップ期間は、「市場戦略」「拠点戦略」「グローバル人材施策」の3つの切り口で、地域戦略を推進しています。

第一に「市場戦略」として、成長著しい地域への取り組みを従来にも増して強化し、地域の成長を取り込んでいきます。経済のグローバル化の展開や、BRICsをはじめとする新興国の経済成長が注目される中、当社にとっても一層海外に軸足を置いた事業分野の拡大が重要となっています。従来から全社としての取り組みを強化している中国やインドに加え、長年地域に深く根ざした活動を続けている海外・国内の拠点網を通じて培った地域にかかわる知見やビジネス・パートナーとの好関係を活かし、成長著しい地域への取り組みを強化し、三菱商事らしい市場戦略を推進していきます。

第二に、「拠点戦略」として、国内外の拠点ネットワークをさらに強化することにより三菱商事グループ全体としての総合力を強化していきます。資源・エネルギー市況の急激な変化や経済のグローバル化は、世界の顧客・パートナーが当社に期待する機能にも大きな変化をもたらしています。当社ならではの産業分野を跨る複合機能や海外を結ぶネットワーク機能に対するニーズはますます高まっており、一方、新エネルギーや環境ビジネスなど地球規模で考えるべきビジネスも増えてきています。拠点の機能を強化し、拠点と子会社・関連会社、地域間のネットワークをさらに強めることにより、三菱商事グループの総合力を強化していきます。

第三に、「グローバル人材施策」として、2006年4月に新たに設置したHRDセンター(Center for Human Resources Development)が中心となり、「全員参加型の一大運動」としての連結・グローバルベースでの人材の確保・育成・活用を実践しています。人材施策の取り組みをより組織的に強化するため、各グループにグローバルHRD担当を任命し、各地域にグローバルHRDハブを設置しました。各地域における市場戦略・拠点戦略の遂行を支えるナショナルスタッフの育成プログラムを充実させるとともに、中長期のキャリアマネジメントとしては、拠点内での幹部要員育成(ERD:Executive Resources Development)のほか、海外から日本への出向・研修派遣のみならず、海外間異動も年々増えています。さらに、2006年以降、新たに5名のナショナルスタッフを拠点長として任命しており、社長の名代として、各々の地域で三菱商事を代表して大いに活躍して貰うことを期待しています。

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